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外科矯正(顎変形症)

外科矯正治療について

顎の変形が大きい場合に、通常の矯正治療だけでは理想的なかみ合わせにできない場合があります。このような場合、外科矯正治療(提携病院での外科手術と歯列矯正を併用した治療)を行う場合があります。当院は「自立支援・顎口腔機能施設」ですので、健康保険での矯正治療の対応が可能です(口腔外科での入院手術も健康保険が適応されます)。該当する患者様に対して、外科矯正治療をご相談させていただいています。

また、中等度の顎の変形の患者様の場合は、外科矯正治療と通常の矯正治療のどちらでも治療が可能な場合があります。その場合は、それぞれの治療のメリット・デメリットをご説明し、最良の治療をおこなっていきたいと考えています。

健康保険の対象になる症状の例

顎の変形での外科矯正治療のメリット

成長期の患者様の顎の変形は、矯正治療で改善できる可能性は十分にあります。とくに小学校低学年からのスタートであれば、その可能性はかなり高くなります。

しかし、成人の方の場合は、矯正治療のみで治療するだけでは、顎の形まで理想的に治療することができない場合もあります。そのような場合に「外科矯正治療」を検討していただくと良いと思います。

外科矯正治療のメリット

  • ・顔立ちが理想的になります、例えば、「下顎がでた印象」、「下顎が小さすぎる印象」などがなくなります。
  • ・矯正治療だけで治療したときに、歯を無理に傾斜させたりしないと治療できないことがあります。そのようなときに外科矯正治療をすることで、無理な歯の移動を避けることができます。ひいては歯の寿命が長くなります。
  • ・症状によっては次のようなメリットが生じる場合もあります。

    1. 治療期間が短縮する
    2. 非抜歯の治療が可能になる(または抜歯が少なくてすむ)
    3. 顎間のゴム(取り外し式のゴム)の使用が矯正だけのときに比べて短くてすむ

保険適応の条件

下記条件があれば、保険での矯正治療と保険での外科手術が可能です。なお矯正治療のみを自費、外科手術のみを保険でおこなうことは、制度上認められていません。

  • 1. 顎変形症など指定症状(病名)があること

    例)上顎前突症、下顎前突症、顎骨非対称症、開咬症など

  • 2. 「通常の外側装置」で治療すること

    インビザラインや裏側矯正(リンガル矯正)で治療する場合は自費治療になります。

  • 3. 認定をうけた口腔外科病院で手術をおこなうこと
  • 4. 術前矯正(手術前の矯正治療)を6ヵ月以上おこなうこと

外科矯正の流れ

  • 1. 初診相談(無料・約60分)

    患者様の写真やレントゲンを撮らせていただいて、考えられる治療法ご説明します。手術を併用した矯正治療が考えられる場合は、手術についても説明します。

  • 2. 精密検査(自費治療の場合は4万円+税・約30〜60分)

    レントゲン、歯の型、写真などをとります。下顎運動検査や咀嚼筋筋電図を追加でとらせていただく場合もあります。この時点では外科矯正をおこなうかどうかが確定していない場合は、自費での精密検査料のお支払いしていただきます。

  • 3. 診断(約30〜60分)

    いくつかの治療方針をご説明し、手術を適応するかどうかを最終決定します。手術を行なうことに決まったときは、治療計画書にサインをいただき、保険診療に切り替えます。これまで支払った精密検査料は、この時点で保険治療の金額に清算し、差額があれば返金いたします。

  • 4. 口腔外科受診

    当院で紹介状を準備し、口腔外科を受診してもらいます。口腔外科医から詳しい手術の説明も行ってもらいます。手術に必要な検査や、親知らずなどの抜歯処置を引き続きおこなう場合があります。

  • 5. 術前のマルチブラケット治療(月1回・約30分・ 約0.5~約1.5年)

    マルチブラケット装置を用いて歯のデコボコをなくし、きれいなアーチ状に整えていきます。一時的にかみ合わせが悪くなったり咬みにくくなる場合もありますが、手術後にきちんと咬みあうことを想定しての処置ですので、ご心配はありません。

  • 6. 手術日決定と術前検査

    矯正治療がすすんだら、手術日を決めるために口腔外科を受診していただきます。全身の精密検査(心電図、血液検査、尿検査など)もおこないます。

  • 7. 入院手術

    数日前より入院し全身麻酔で手術を行います。入院期間は通常1~2週間となります(術式や患者様の回復状態、施設によって異なります)。

  • 8. 術後のマルチブラケット治療(月1回・約30分・ 約0.5~約1.5年)

    移動した顎の骨が筋肉に引っ張られ後戻りするのを防ぐとともに、かみ合わせの微調整をおこなう矯正治療をおこないます。

  • 9. マルチブラケット除去(約60分)

    しっかり咬みあってきたら、マルチブラケットを除去し、すぐに保定装置に変更します。

  • 10. 保定(2〜3ヶ月に1回・約15分・ 約2〜3年)

    歯ならびが後戻りしないように、歯のまわりの骨が固まるまで保定装置を使い、経過を見ていきます。

その他
手術で顎の骨を留めた、チタン製のプレートなどを除去する手術をする場合があります。手術後1年以降でおこないますが、入院も短く患者様の負担は軽微なものです。必ずしも全員の方が行うものではありませんので、口腔外科医とご相談下さい。

患者様負担額

外科矯正治療は、患者様の症状や装置の種類に制限がありますが、健康保険の適応が可能です。通常月に1回程度の来院ですが、治療開始時などは月に2〜3回きていただく場合があります。

  • 矯正治療(当院窓口へのお支払い)
    約25〜30万円
  • 外科手術(口腔外科へのお支払い)
    約30万円(下顎のみの手術)〜 約50万円(上下顎の手術など)
  • 合計金額
    約55〜80万円(矯正歯科と口腔外科の窓口での支払額合計)
    約30〜65万円(高額医療の還付を含めた実質負担額)

最初に総額を提示できる自由診療とは違って、通院ごとの処置内容によって毎回の治療費が異なり、総額も異なりますので、上記は目安になります。

矯正治療での患者様の窓口支払額は、毎回4,000〜7,000円程度が多いですが、精密検査や新たに装置を装着するときなどは約1〜4万円になります。1万円以上の負担額になるのは、年3〜4回程度になると思います。

矯正治療費毎回のお支払い例

治療期間約28ヶ月の場合

処置内容毎月の患者様負担額
1ヶ月目精密検査料10,000円
2ヶ月目診断料9,500円
3ヶ月目装置装着41,000円
4〜13ヶ月調整7,000〜11,000円
14ヶ月目外科手術準備16,000円
15ヶ月目調整17,000円
16〜25ヶ月目調整4,000〜6,000円
26ヶ月目装置除去準備13.000円
27ヵ月目装置除去23,000円
28ヶ月目保定装置調整1,200円
総額 約27万円(矯正治療のみ)

金額はおおよその目安で、症状や使う装置の種類によって前後いたします。診療は概ね月1回ですが、予約状況や治療をお急ぎになる場合など、月2〜3回くらい通院していただく場合があります。その場合はその月の負担額も多くなります。

高額医療費の還付制度

同一月内(同月の1日-31日まで)に同一の医療機関でかかった自己負担額が限度額(3.5万円〜16万円で年収によって異なる)を超えた分については支給される制度です。入院が月をまたがった場合などで金額が限度額に達しないために、支給されない場合があります。

費用のかかる手術や入院を予定しているならば、同一病院で月の初めから治療することにしたほうが良い場合があります。

原則的に、患者様からの申請で支給されますが、申請書を提出しなくても自動的に支給される制度をとっている保険組合や市町村(国民健康保険)もあるので、詳しくはご確認される方が良いと思います。

外科矯正の入院手術に際しては、当月の治療費が高額になるので、通常は14万円〜40万円程度の還付が見込まれます。

外科矯正の入院時の還付額の例

年収0円〜100万円年収100万円〜600万円年収600万円〜
入院自己負担額30万円30万円30万円
還付額26.5万円21万円14万円
差引自己負担額3.5万円9万円16万円
年収0円〜100万円年収100万円〜600万円年収600万円〜
入院自己負担額50万円50万円50万円
還付額46.5万円41万円34万円
差引自己負担額3.5万円9万円16万円

1ヶ月の治療で支払う自己負担額が年収によって決まっているので、入院手術費用が自己負担額を越えていれば、それ以上の費用はかかりません。つまり、患者さんの症状にあわせて、最良の治療方法を選択することが可能です。

年収や支給額は目安ですので、実際には個別の世帯や年収によって前後します。
2ヶ月のまたがる入院の場合は、上記より還付額が少なくなる場合があります。
入院月以外の口腔外科治療費や矯正治療費は、限度額を越えない場合が多く、その場合は還付の対象になりません。

高額療養費貸付制度

高額療養費給付を受けるには一度3割負担分を支払わなければなません。還付まで数ヶ月程度かかる場合があるので、金銭的な余裕がない場合は、後日還付される金額を担保とし融資を受けることができる制度(高額療養費貸付制度)や、初めから還付額を見越して自己負担額のみの支払いにする制度(委任払制度)などが利用できる場合があります。病院の医事課、加入の保険組合や市町村などで相談すると良いでしょう。

外科手術を先におこなう方法

まず最初に外科手術をおこなってから、矯正治療をおこなう外科矯正をサージェリーファーストといいます。

メリット

  • ・手術前の矯正治療が不要なので、治療期間は2年程度になります。一般的な外科矯正に比べ、治療期間が短いのが特徴です
  • ・一番気になるところを最初に改善できます。一般的に外科矯正治療の手術前の矯正治療では、顎が出ているなどの主訴(一番気になる部分)を改善するのが、矯正治療開始から1年以上かかる場合が多いです。また、手術前の矯正治療で、さらに受け口が強調されるような場合もあります。サージェリーファーストでは、気になる場所をまず外科手術で治療してから、歯のデコボコなどを治して行きます
  • ・決められた特定の装置を使わなくてはいけないという健康保険のルールを適応しなくても良いので、インビザライン(マウスピース矯正)や、裏側の矯正装置(リンガル矯正)でも治療可能です。

デメリット

  • ・すべての患者さんで適応可能ではありません。
  • ・矯正・外科手術ともに健康保険が適応になりません。

費用

  • 矯正治療(当院へのお支払い)
    通常の矯正治療+外科手術前の診断・準備費用(8万円+税)
  • 外科手術(口腔外科へのお支払い)
    入院・手術に約100~200万円(下顎だけの手術か、上下顎の手術をおこなうかなどで異なります)

インビザラインによる外科矯正(自費治療)

インビザライン(マウスピース矯正)を利用した、目立たない矯正治療と外科手術を併用する方法で、外科矯正をおこなうことができます。

メリット

  • ・弱い力で痛みが少なく、目立たちにくい矯正装置での矯正治療が可能です。
  • ・食事や歯みがきのときに装置を取りはずすことができます。
  • ・むし歯のリスクが非常に少ない矯正治療が可能です。
  • ・サージェリーファースト(外科手術を先におこなう方法)でも可能な場合があります
  • ・ほとんどすべての患者様で適応可能です。

デメリット

  • ・装置の使用が1日約20時間以上必要です。
  • ・矯正・外科手術ともに健康保険が適応になりません。

費用

  • 矯正治療(当院窓口へのお支払い)
    インビザラインでの治療費+外科手術前の診断・準備費用(8万円+税)
  • 外科手術(口腔外科へのお支払い)
    入院・手術に約100~200万円(下顎だけの手術か、上下顎の手術をおこなうかなどで異なります)

インコグニートによる外科矯正(自費治療)

インコグニート(裏側矯正)を利用した、見えない矯正治療と外科手術を併用する方法で、外科矯正をおこなうことができます。

メリット

  • ・見えない矯正治療が可能です
  • ・むし歯になりにくい(従来の外側装置の1/5のリスク)
  • ・薄い装置なので舌の痛み、違和感、口内炎などが少なく、発音障害もほとんどない
  • ・金合金を使っているので、生体に優しく、金属アレルギーがおきにくい
  • ・吹奏楽などの楽器の演奏にほとんど影響しない
  • ・矯正装置によるスポーツ外傷がほとんどない
  • ・コンピュータ技術を利用している方法で、通常の矯正治療より精度がより高い治療ができる
  • ・サージェリーファースト(外科手術を先におこなう方法)でも可能な場合があります
  • ・すべての患者様で適応可能です

デメリット

  • ・矯正・外科手術ともに健康保険が適応になりません。

費用

  • 矯正治療(当院窓口へのお支払い)
    インコグニートでの治療費+外科手術前の診断・準備費用(8万円+税)
  • 外科手術(口腔外科へのお支払い)
    入院・手術に約100~200万円(下顎だけの手術か、上下顎の手術をおこなうかなどで異なります)
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